社会イノベーター公志園 » 菅原聡
挑戦者 菅原 茂
気仙沼市長

    平成22年に気仙沼市長に当選。就任後10ヶ月目で東日本大震災に遭遇。「復旧・復興」に邁進しながら、日本の課題先進地域からロールモデルを発信すべく、市民の総力を結集した人づくり・街づくり・仕事づくりによる「創造的復興」を目指す。
  • 気仙沼市

伴走者

代表伴走者:大滝 精一
(東北大学大学院経済学研究科 教授)
宮入 小夜子
(株式会社スコラ・コンサルト パートナー)
杉江 和男
(DIC株式会社 相談役)
柏木 斉
(株式会社リクルートホールディングス 相談役)

学生伴走者

細田 侑
(東京都市大学 3年)

挑戦者の日常

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写真で語る挑戦者の志

地方に住むってどういう事?

気仙沼市と言う水産の町で漁船漁業を営む家に生まれた。中学・高校と、とにかく東京に出たくて大学に進み、世界を見たくて商社に入った。一貫して水産の道を歩みながらも地元を顧みるより未知の世界を 目指すことが「志」と考えていた。事情があって帰郷したが、最初は東京発の下り列車はやや気が重かった。いつしか、都会での生活の方がいかに狭い世界の中にいたか、地方はあらゆる事に関わらざるを得ない、地方からの方が社会が見える、思い切って言えば世界の事までも考えられるのではないか。だんだん地方の良さに気付いてくる。日本中、都会を目指す単純思考ではこの美しい国土や歴史に培われた風土が もったいない。地方に住むってどういう事なのか、多くの人に知ってもらいたいと思っている。

人口減少と地方創生

消滅可能性都市、昨年「地方創成会議」が示した2010-2040年の30年間に19-39歳の若年女性の人口が半分以下になる都市、全国約1800市区町村の約半数が該当する。当市もその仲間。大震災前から地域経済の疲弊、人口減少、賑わいの喪失に見舞われていた当市。大震災が追い打ちをかけたが、一方でこの日本全国に亘る大問題の先進地となり被災地特有のスポットライトの中で多くの支援を受けながらその解決についてモデルを示す機会を与えられている。問題の本質をとことん考え抜き、適切な方向性を導き出し、有効な政策を立案する。そのことを多くの市民を巻き込むと共に現在、我々が持ち合わせていない知見や発想を持つ人々の力を借りて実現する。

プロセスが成果を左右する

全国どこの町でも総合計画などの策定においては町の主要団体の代表と学者の会議、そしてコンサルティング会社を活用することを基本としてきた。結果、計画は全国一様でかつ住民に浸透することはなく、同じメンバーと議会だけが結果を検証していく。しかし今、私たちは平時ではない。このままでは町が無くなってしまうと言われている。市民はこの町をこよなく愛し津波にも負けずに住みつづけたいと言っているのに。人口減少に立ち向かい地方創生を目指すわが町にとってはこれが最後のチャンスかも知れない。であれば、市民の総力を結集し、皆が参画する形をとり市民が我が事として取り組むことが必要で計画・ 政策立案に市民が直接関わることで将来の実践・実行の母体も生まれてくる。今回はそのプロセス創造への挑戦である。

地方にある世界の港町

日本全体の人口は合計特殊出生率を相当急速に改善したとしても、漸く2110年に9千万人強で下げ止まると言われている。すなわち当市においても人口減少はある程度受け入れざるを得ないと考える。その上で経済規模を極力維持し市民の幸福度を上げる。暮らしやすく、住民が誇りに思う町を作り上げることが目標となる。市民は大震災を通じ自然に対し畏怖畏敬の念を持つ、コミュニティの大切さを実感し、大きな不安の中で小さな希望を見つけだし前に進む勇気を学んだ。その中で幾つか実感として言えることがある。「自然を大事にする町と暮らし」「都会の真似はしない」「仕事はグローバルに」「人を呼び込む町に」、 一言で言えば「地方にある世界の港町」と呼ばれるようになりたいと考えている。ただし、これも私一人の納得ではいけない、市民が共有する価値観としてブラッシュアップする。それがこれからの作業となる。市民皆で楽しい作業として行いたい。

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